仙南クリーンセンターの紹介
施設のあらまし
 当組合では、仙南地域を構成する2市7町から発生する可燃ごみの処理を2つの衛生センターにおいて実施してまいりましたが、各施設が耐用年数を超え老朽化が進んでいる状況にあったことから、今後の仙南地域の安全・安心なごみ処理を推進するため、新たなごみ処理施設の設計、建設、運営を一括してDBO方式により実施することとし、平成26年1月に事業者と契約を行い、約3年の建設期間を経て「仙南クリーンセンター」が完成しました。
 また、本事業では、組合が所有する仙南最終処分場の埋設廃棄物を掘り起こし、本施設で溶融処理することにより、最終処分場の延命化も図ることとしております。
 なお、本施設は最新式の「流動床式ガス化溶融炉」を採用しており、焼却灰をスラグ化し土木資材として利用することや金属類を回収することでリサイクル率の向上を図るとともに、ごみの焼却熱を利用する蒸気タービン発電により施設内で使用する電力を賄い、余剰分は電力会社に売電することで、地球温暖化防止・循環型社会の形成に寄与する施設であります。本施設の完成により、長期的に安定したごみ処理が可能となり、快適な生活環境の実現に大きく寄与するものとなりました。
1. 施設概要
名称 仙南クリーンセンター
所在地 宮城県角田市毛萱字西ノ入43-11
敷地面積 53,038㎡
建築面積 5,335㎡
延床面積 10,918㎡
処理能力 200t/日(100t/24h×2系列)
処理方式 流動床式ガス化溶融炉
発電能力 3,200kW
階数 地下1階・地上6階建
建物高さ 29.7m(煙突59m)
着工 平成26年1月
竣工 平成29年3月
施工監理 パシフィックコンサルタンツ(株)
設計・施工 (株)神鋼環境ソリューション
運営・維持管理 (株)仙南環境サービス
2. ごみ処理の流れ
仙南クリーンセンターの処理の流れ
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